ファンファンの腫瘍切除手術は無事終わり、経過も順調ですが、毎日の看護で困ったのが消炎剤と抗生剤の点眼。犬でなくてもいきなり水を目にぽちゃんと入れられる訳ですから、驚いて怖がるのは仕方がありません。事前に犬への点眼方法をいろいろ調べていましたが、後ろからそっと薬を見せないようにそっと注すといっても実際には絶対気がつきます。
嫌がって暴れるファンファンを点眼容器で傷つけないようにするのが大変でした。調べてみると、高齢者用に点眼をスムーズにさせる器具があるのを見つけました。目薬の先端を中央の穴に挿し込むだけで装着でき、眼球と目薬の距離を保てます。顔をブンブン振り回しても目薬の先端が目に触れることがなく清潔です。
障害の有無、年齢だけではなく、犬にも使えるなんて、これぞユニバーサルデザインですね。ただ、薬局で「点眼補助具をください」といっても、なかなか理解してもらえず、500円と安価でしたが探すのが大変でした。よく聞くと、どこのお店でもあるはずだけど、知っている店員が少ないとのこと。便利だけど知られていないものってたくさんあるんでしょうね。とにかく今回はこの器具のおかげでとても助かりました。
