究極の日本の伝統芸術である根付をご存知でしょうか。着物を着ることがなくなった現在、もしかしたら海外での人気の方が高いのかもしれない象牙などを彫った数センチの飾り物です。昔のストラップですね。
何年も前から根付彫刻の新進作家の友人にファンファンをモデルにできないかとおねだりしていたのですが、やっとできあがってきました。感謝!
根付はどこから見てもきちんと彫られていなければならず、よく海外のアンティーク店で売られている日本の根付の紛い品のように、裏は真っ平らということがありません。写真ではわからないかもしれませんが、足の肉球と爪、体毛1本1本まできちんと彫っています。(全長37ミリで!!)
江戸時代の洒落ものが競って身につけたものですから、その題材も洒落が効いていないといけません。真面目な写実ではなくどことなくユーモラスな雰囲気が大切なんですね。新しい帯が欲しくなってきました。